EAN: 9784874248171
ISBN: 978-4-87424-817-1 // ISBN: 9784874248171
Erscheinungsjahr: 2019
Verlag: Kurosio
Seitenzahl: 183
Sprachen: Japanisch
Herkunftsland: Japan
Buchbeschreibung des Verlags:l
シャドーイングを授業に取り入れるための入門書。
シャドーイングが日本語学習者の「わかる」を「できる」へとつなげられる有効な訓練法であることを紹介。さらに、それを実践するための指導法や評価の仕方、日本国外の実践例も。
「シャドーイングって、知っているけれど、授業の取り入れ方がわからない」「上級レベルの学習者しか使えないのでは……」と導入をためらっている方、そして「導入しているけれど、もっと効果的な利用法が知りたい」「シャドーイングの練習をどう評価したらいいのだろう」と悩んでいる方に送る「教師による、教師と学習者のためのシャドーイングの本」。
Inhalt
第1部 導入編 日本語教育におけるシャドーイングとは
第1章 外国語の上達とシャドーイング
1.シャドーイングという訓練法
2.誤用とシャドーイング
3.シャドーイングと「繰り返し」の効果
第2章 シャドーイングの効果
1.シャドーイングの効果に関する研究
2.音読との比較
3.書写との比較
4.シャドーイングと日本語能力のレベル
5.シャドーイングの教材の難易
6.ペア学習型授業と教師主導型授業
第3章 シャドーイングのメカニズム
1.学習者はなぜ間違うのか
2.「 わかる」と「できる」の違い
3.「 わかる」を「できる」に変えるために
第2部 実践編 シャドーイングの授業実践
第1章 教材の選び方(1) ―素材の種類・長さ・音声―
1.ダイアローグとモノローグ
2.生教材と自主制作教材
■実践例①:国民的な詩のシャドーイング
■実践例②:TVコマーシャルを用いてモチベーションを上げる
■実践例③:「母語訛り」の外来語の発音を克服するためのシャドーイング教材
3.教材の長さ
4.モデル音声(話し手)の性別と年齢
第2章 教材の選び方(2) ―レベル・難しさ―
1.教材のレベル
2.学習者が感じるシャドーイングの難しさ
第3章 シャドーイングの練習方法
1.さまざまなシャドーイング導入例
2.各活動で使えるツール
3.シャドーイングにおける自己調整的な学習
4.シャドーイング練習にかける時間
コラム① ビジュアルと音声を組み合わせたシャドーイング
第4章 アプリを使った実践
1.アプリ「がんばってシャドーイング」開発の経緯
2.「がんばってシャドーイング」の機能
3.「がんばってシャドーイング」を使った授業実践
第5章 シャドーイングの評価(1)―手動評価―
1. 手動評価とは
2.全体的印象による評価
3.観点別による評価
4.正確な再生率に基づく評価
5.簡易的な再生率による評価
6.重点ポイントを設定した評価
7.手動評価のまとめ
コラム② シャドーイングは自動的に評価できるのか
第6章 シャドーイングの評価(2)―学習者へのフィードバック―
1.誰が評価するか
2.何を評価するか
3.どのように評価し、フィードバックするか
第7章 学習者へのサポート
1.シャドーイングと動機づけ
■実践例④: シャドーイングで人形劇
■実践例⑤: シャドーイングを暗唱のクラス発表につなぐ
2.学習者を知る
■実践例⑥: 教師からのフィードバックの重要性
第3部 座談会 日本語学校でのシャドーイング実践